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センリョウ・マンリョウ 味比べ [花木(冬)]

晩秋から年初までセンリョウとマンリョウの赤い実が庭を彩ります。
共に常緑小低木ですが、センリョウはセンリョウ科、マンリョウは
ヤブコウジ科に分類されます。

11月初旬、センリョウはもう赤く実っています。
右端にわずかに見えるのがマンリョウ。

千両09.11.8全@.jpg

拡大して確認しましょう。
右端のマンリョウはまだ赤緑まだらでした。

千両09.11.8wb.jpg

12月5日、マンリョウもすっかり紅くなりました。

千両091205wb.jpg

たわわに実ったマンリョウ。センリョウの実は上向き、マンリョウは
下に垂れ下がっています。

万両091205wb.jpg

センリョウはお正月の活け花に重宝します。
12月20日、そろそろ切っておこうかと思って行ってみると、
なんとまあ、実が激減しています。
また鳥達に先を越されてしまったようです。

千両091220wb.jpg

1月8日、センリョウはもうほとんど残っていません。
ヒヨドリがホバリングしながら食べているのも目撃しました。
しかしすぐ隣のマンリョウはまだしっかり実がついています。
この違いは何故でしょうか?

千両万両100108wb.jpg

鳥は何故センリョウから食べるのでしょう。
これはどうしても両種の味比べをすべきですね。
とりあえず毒性の有無を検索、幸い共になさそうです。

センリョウとマンリョウの実を1房ずつ準備。
但しセンリョウは庭にないため、花瓶に生けてあったものです。
それぞれの実を1つずつ、口に入れて味見してみました。
慎重に口をすすいでは次の1粒。
写真下方の白っぽい2粒がそれぞれ中に入っていた種子です。

万両千両果実1wb.jpg

ついでにナンテンも比べたくなりました。
しかしナンテンは鳥が真っ先に食べてしまって、庭には皆無。
仕方なく正月過ぎドライフラワー仕立てにしてあった実で試しました。

それぞれの葉の上に、赤い実2つ。
真ん中は赤い外皮を取り除いた果肉。
一番上は果肉を洗い落とした種子です。

3果実3態1Lwb.jpg

さて味見の結果は如何に。

センリョウ 甘みはなく微かにハーブティーのような香りがある。
      比較的小さい黄色っぽい種子。

マンリョウ 初めはわずかに甘みがあるが、後に生豆を噛んだような 
      生臭さが不快。
      白い種子は大きくて固く模様がある。

ナンテン  乾燥したせいか外皮がモサモサしているが味は感じない。
      1個の果実の中に黄色い半球形種子が2個入っている。

3種とも人は食べないはず、どれも美味しくはありませんでした。


マンリョウの種子は拡大すると手まりのような模様が見えます。

万両果実3@upwb.jpg


やはりマンリョウは後味が悪く、大きくて固い種子が出てくるので鳥にも
敬遠されるのでしょう。
しかし他に食べるものが無くなるとマンリョウも食べます。それが証拠に
マンリョウの実もだんだん減り、うちの庭木の下にはマンリョウの実生苗
がいっぱい出てきます。
主にヒヨドリが食べて木の上から種を排出するからでしょう。
しかしセンリョウはこんなに食べられているのにあまり自生しません。

来年は一番人気のナンテンの実を早めに試食したいと思います。
この実にはアルカロイドが含まれ、南天実(なんてんじつ)として薬用に利
用されるそうです。



コメント(10)  トラックバック(0) 

コメント 10

花咲かばあさん

乾燥したナンテンの実までとは、感心したり、驚いたり、、、。
それから、それから笑ってしまいました(ごめんなさい)。

小鳥さんはマンリョウよりセンリョウがお好みなんですか。
うちの庭にも小鳥からの?プレゼントのマンリョウがありますので
手まりのような可愛い実を見たくて早速庭に出て確認しました。
おいしくないとのことでしたので、口に入れるのはやめておきました。が
それでは別名十両と呼ばれるヤブコウジを試してみることに。恐る恐る口にいれましたらこれも少し甘味がありました。


万両,千両ガあり、百両はカラタチバナですので、それなら一両もあるのではと調べて見ましたらやはりありました。山で見たことのあるアリドオシのことでした。

玄関に生けたマルバシャリンバイの黒い実がずいぶん少なくなってきたのも小鳥のせいでしょう。周りにふんが落ちています。
それではこの実はどんな味がするのかしら?
調べてみましたら昔は食用にしていたとのことでしたので安心して口に
しました。ヤブコウジよりも甘くかんじました。

楽しいお話有り難うございました。お陰で今日は面白い実験?ができました。
次はどんなお話かしら?
by 花咲かばあさん (2010-02-07 20:54) 

yuusuge

花咲かおばさん 
うわー 早速「味試し」病を感染させてしまったようですね。
私も「感心したり、驚いたり、、、。
それから、それから笑ってしまいました(ごめんなさい)。」

果実が多いものから順に、万両、千両、百両、十両だと書いてあるのもありましたよ。
私は一両(アリドオシ)はまだ見たことがありません。

味見については検索してもあまり出てこないので、自分でするしかないようです。またいろいろ食べ比べしましょうね(笑)。


by yuusuge (2010-02-08 00:17) 

わんちゃん

センリョウ、マンリョウと素敵なお庭、
緑と赤がパキッと良いですね。

楽しい赤い実の食べ比べ・・・
案外、小鳥さんたちの嗜好は人のそれとは違うのかもね?
お口の中に入った時の感覚でしょうか、

散歩道で、ノイバラの実が赤く色づいてるのに、鳥さんたち知らんふり
もうちょっと寒くなって、そろそろ美味しくなったかな?
それとも、ノイバラでも・・・かな?
いつの間にかノイバラの実は無くなってます。




by わんちゃん (2010-11-25 21:53) 

夕菅

わんちゃん ここまでお連れしてしまいましたね(笑)。
やはり人と鳥とでは味覚も違っているのでしょうか。
おいしい果物は鳥もよく知ってて、穫り頃を教えてくれます。
モモ・ビワ・イチジクはもう競争です!
やっぱり美味しいものから順に食べてるんでしょうね。
今年はセンリョウの実付きが悪いようです。
逆にサネカズラは今年はいっぱい実がついていますが、鳥も寄らない
ねばねばの整髪料では私といえども味見がためらわれます(笑)。
by 夕菅 (2010-11-25 23:34) 

そよかぜ

あけましておめでとうございます(2011.1.3.記)

私のブログで、マンリョウの実の味について、この記事にリンクを張らせていただきました。
この冬のナンテンの実は、もう試食されたのですか?

by そよかぜ (2011-01-03 23:48) 

夕菅

そよかぜさん。明けましておめでとうございます。

一昨年そよかぜさんに励ましていただいたお蔭で、今だにブログを続けています。
驚いたことにこの記事、お読みいただいていたのですね。
ありがとうございます。
リンクの件、気恥ずかしくもたいへん光栄です。

今冬のナンテン、試食しました。
やはり果肉は乾燥気味でかすかな甘味があるだけでしたが、薬だと思えば飲み込めるでしょう。
いざとなったら私も鳥と同じくナンテン、センリョウの順に食べますが、マンリョウは敬遠させてもらいます(笑)。


by 夕菅 (2011-01-04 09:36) 

mikezang

初めまして。
ナンテンの種が二つに割れでも種まきできますか?ご指導お願いします。
by mikezang (2017-02-28 00:25) 

夕菅

mikezang さん 初めまして。
ナンテンの種子についての説明がわかりにくかったかと思いますが、
1個の果実の中には 2個の半球状の種子が入っています。
二つに分かれるのは割れたのではありませんから条件が叶えば芽生えるはずです。鳥の消化管を通過した種子の方がよく芽生えるそうです。
でも私はまだ自分で種まきしたことがありません。


by 夕菅 (2017-02-28 22:38) 

まるび〜

そ〜なんですね

今年初夏まで伸ばした万両の種蒔き
(成ったままの発根ギリギリ)
鳥が食べるのだからと口に入れてみると
ほんのりと甘みがありました

毒性判らなかったので
そのときはひと粒だけ

自分が種まきすると
何故か
果肉が付いたまま
潰さずに埋けた方が
よく発芽します
by まるび〜 (2017-08-28 21:14) 

夕菅

まるび〜さん コメントありがとうございました。
7年前の記事にコメントをいただいて驚いています。
いろんな種を撒いていらっしゃるのですね。
私は食べるまでで終わりでしたが、種を蒔いたらまた始まるのですね。
「果肉が付いたままの方が発芽しやすい」のですか。
面白いですね!
by 夕菅 (2017-08-29 23:03) 

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