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雪割草 [草花(春)]

雪割草
3月になると木陰の雪割草がつぼみをもたげてきます。
これは雪割草として園芸店で購入し地植えにしたもので、酷暑にも耐え
て、小さな2株が毎春可憐な花をみせてくれます。

3月8日。
雪割草の蕾wb.jpg

一般に雪割草といわれ日本に自生するのはキンポウゲ科ミスミソウ属の
4種です。

ミスミソウ 三角草(学名)Hepatica nobillis var. japonica
オオミスミソウ 大三角草 Hepatica nobilis var.japonica form.magna

スハマソウ 州浜草 Hepatica nobillis var. japonica forma variegata
ケスハマソウ 毛州浜草 Hepatica nobilis var. pubescens 

ミスミソウは3裂した葉の先が角ばっています。そのうち花が大きいも
のがオオミスミソウとされ、花の色や形が多種多様です。
スハマソウは3裂した葉の先が円っぽいのが特徴です。またその葉の両
面に毛があるものはケスハマソウといわれます。
しかしこの4種には中間型があり、区別しにくいときは染色体数で判別
することもあるそうです。

3月18日、次第に花数がふえてきます。
うちのは スハマソウ のようです。
雪割草100318wb.jpg

スハマとは海に突き出た洲のある浜辺のことで、州浜形として慶事の島台
、家紋、菓子にも用いられています。

学名Hepatica nobillis の Hepatica はラテン語で肝臓薬(Hepar は肝臓)、
nobil は noble。かって肝臓の薬として用いられたようです。
また英名はAnemone hepatica 。
葉の形から肝臓を連想したとの記述があり、国民性の違いを感じました。

葉の拡大と州浜紋です。葉は常緑で古びていますが、確かに州浜形ですね。

雪割草の葉3wb.jpg  州浜紋wb2.jpg

3月20日、これが満開でしょう。
雪割草100320wb2.jpg

雪割草100320@wb.jpg

もう1株はさらに華奢な花。
雪割草100314朝wb.jpg

花の直径は1〜1.5cm。花弁にみえるのは萼(ガク)で6〜10枚。
萼のように見えているのは茎葉で3枚。
花の色は自生種にも白、ピンク、青、紫があり、さらに園芸種として
八重咲きや覆輪など多くの品種が作られています。
特徴のある葉は雪の下になっても常緑です。

今日のタイトルはユキワリソウとせず、「雪割草」と漢字表記にしま
した。
何故ならば「ユキワリソウ」は学名 Primula modesta サクラソウ科
サクラソウ属の高山植物につけられた正式和名なのです。
そして雪割草の和名はミスミソウ・スハマソウ などで、ユキワリソウ 
ではないからです。

またまた、花の名前はむつかしいことですね。


コメント(10) 

コメント 10

satton

雪割草、綺麗に花を咲かせましたね。こちらの園芸店にあったのとちがっていてスハマソウに見えます。いろいろ勉強させていただきました。
by satton (2010-03-25 20:59) 

yuusuge

sattonさん
そうですか。スハマソウでよさそうでほっとしました。
雪割草は簡単かと思ってましたが、調べてみるとこれまた
いろいろ複雑でした。
最近の園芸店には花も葉ももっと美しいのがたくさん出回
っているのでしょうね。
by yuusuge (2010-03-25 22:23) 

TOKO

雪割草…ユキワリソウ…違うものだとは思っても見ませんでした。
Snow Dropというのは,どちらを指すのでしょう…???
などといろいろ浮かんでくることもあり…。
とても科学するyuusugeさんのブログのための準備には頭が下がる思いです。
私のブログなんて,本当に好きなことや好きなものを並べているだけなのですから…。
またまたお邪魔してしまいました。
by TOKO (2010-03-30 19:47) 

yuusuge

TOKO さん ようこそ。
植物学では正式和名はカタカナで書くのですって。
でも往々一般名と混同してむつかしいことになっているようです。

実は私はブログと共に植物学も初心者。
わからないことばっかりで、パソコンで危ういにわか勉強。
その上、仕入れたこともすぐ忘れていきますから、ブログは
まさに備忘録です(笑)。
TOKOさんのようにすらすら書けないから、いつももたもた、四苦
八苦しています。

スノードロップはこれまた全く別の植物です。
とてもかわいくて大好きですが、写真が撮りにくく今年も見逃し。
 http://aquiya.skr.jp/zukan/Galanthus_elwesii.html

どうぞ、花のにぎやかなうちに遊びにいらして下さい。
by yuusuge (2010-03-30 23:12) 

TOKO

私の頭の中では,雪割草(=ユキワリソウ)=Snow Drop,という図式ができあがっていました。
本当に知らないことばかりですが,ひとつのことに興味がわくと,そこから派生して,本当にそれにまつわること,あらゆることが知りたくなる…しかも話が本題からそれていってしまうような所にまで言ってしまう…。
でもそんな知的好奇心の旅も,とても楽しいことですよね。
ブログを始めて,いろんなことを記事にしたくて,一つにしてしまうのは長すぎて…、さらに派生して違うことも書きたくて…とどんどん話がふくらんでいってしまいます。
さいきんつぶやき的な短い記事が多くなっているのは,決して手抜きではないつもりなのですが…。
たまに嫌がらせのように?長い記事を書いてしまうこともあって,その極端なことと言ったら,せっかくの読者さん泣かせかな…とも思っています。
またお邪魔させていただきます。
by TOKO (2010-03-31 07:34) 

花咲かばあさん

雪割草の可憐な花を愛でさせていただきました。
きびしい環境にもめげず咲く強い花でもありますね。

「ユキワリソウ」と「雪割草」とは別のものだったとは、教わるまでしりませんでした。正式名と標準和名の違いではなかったんですね。
本当に名前のむつかしさをあらためて感じました。
グ-グル検索してみましたら、その違いにまた驚きです。姿はまったく
別物でした。
地方によっては、イチリンソウ、ニリンソウ、ショウジョウバカマ、アズマイチゲ、ハシリドコロなども「ユキワリソウ」と呼んでいるようです。
普段の暮らしの中では、なるべく標準和名を使いたいと思っています。名前も覚えやすいし、当てられている漢字や意味が素晴らしいものが沢山ありますね。
中には気の毒な名前をつけられているものもありますが、、忘れることは
少ないですね。どんどん話が横道にそれていくのも楽しいですが、お付き合いしていただいてありがとうございました。

近くの山はショウジョウバカマが盛りです。コバイケイソウも蕾が見えてきました。山桜やミツバツツジも彩を添えています。

お邪魔しました。          お元気で。




by 花咲かばあさん (2010-03-31 12:53) 

yuusuge

TOKO さん

ブログを始めてみると、思いがけない展開もありますね。
私も恥をかきつつ、学ばせていただいています。
ますます1日の時間が足りなくなりました(笑)。

by yuusuge (2010-03-31 22:26) 

yuusuge

花咲かおばさん ようこそ。

私もユキワリソウを検索中、きれいなサクラソウの写真が現れて
驚きました。これが本当の「ユキワリソウ」!

http://www.wildplants.sakura.ne.jp/goubenkarui/yukiwarisou.htm

気の毒な名前の植物ありますね。
オオイヌノフグリ、ヘクソカズラ、ハキダメギクなど?
大きな声で言いにくいような名前! 
たしかに忘れにくいかもしれませんけど........?

コバイケイソウって見たことがありません。
もう実物を見るのは無理だから、今夜はネット散策に行ってきました。
思ったより大きくてちょっとフジウツギに似た花でした。
また山の花のことなど教えて下さいね。
by yuusuge (2010-03-31 23:03) 

花咲かばあさん

またまた、お邪魔します。

コバイケイソウに出会ったのは、7月に伊吹山に行った時が始めてでした。

近所の山でショウジョウバカマが咲いていると聞いて、心躍らせて出かけた
時のこと、オオバギボウシの葉芽?が20センチほど頭をだして、あっちにもこっちにも、、、と。

ショウジョウバカマがそろそろ盛りを過ぎる頃,もう一度その場所を尋ねて
びっくりしました。コバイケイソウの花が白い花をいっぱいつけていました。
高山でしか見られないと思っていましたので。

ギボウシの新芽は食べられると聞いていましたが、食べたら大変なことに
なるところでした。
カンゾウなどにも似ていて、間違えて口に入れる方がいるそうです。

フジウツギのような細かい花では無くて、厚みがあってなんて言ったら
いいでしょうか、、、、もっこりとした感じで咲きますね。

タカノツメも頭を見せ始めました。これは天麩羅にするととても美味しいです。春のご馳走探しです。
春が来た 春が来た。



by 花咲かばあさん (2010-04-01 17:23) 

yuusuge

花咲かおばさん
コバイケイソウの追加情報ありがとうございました。
もっこりとした感じ、はい、わかるような気がします。
小梅蕙草と漢字で書くと小さな花を思い浮かべていましたが、
意外にどっしり大きいんですね。

タカノツメは芽だけが固そうで、葉っぱはまた柔らかくておい
しそうですこと。これも想定外でした。
山歩きの最も楽しいときでしょうね。またお便りお願いします。



by yuusuge (2010-04-01 22:23) 

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