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八重しだれ桜 [花木(春)]

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし( 業平 )

ねがはくは花の下にて春死なんそのきさらぎのもち月のころ( 西行 )


ほんとうに桜の季節がくると今年の花はどうかしらと心が騒ぎます。
きさらぎのもち月(如月の望月)というのは陰暦2月15日。
今年の新暦では3月30日だそうですから、温暖化とはいえ、桜の開花は
西行さんの頃とさはど変ってはいないようです。

うちの庭には植樹30年の八重しだれ桜があります。
今年は比較的よく咲きました。

4月6日。ほぼ満開。
巣箱と2wb.jpg
右上にあるのは昨年S先生からいただいた巣箱です。
残念ながらまだシジュウカラの来訪はありません。

青空に映える花弁の重なり。
桜満開1wb.jpg

どの花も陽に当たるよう、花の向きや花柄の長さを調節しているみたい。
桜満開3wb.jpg

垂れ下がった枝は柳の枝のように風に揺らぐ。
桜10-4wb.jpg

萼筒は小豆色で花弁の淡いピンクを締める。
桜10-5wb.jpg

2007年8月末、この木に毛虫が大発生し葉が殆どなくなった。
しかし驚いたことに10月初め、緑の若葉と共に白っぽい花が咲いた。
桜返り咲きwb.jpg

返り咲きの華奢な花。
桜1013wb.jpg

突然、花が揺れた。
お待ちかねのシジュウカラではなくまたいつものヒヨドリ。
せわしなく飛び交いながら桜の花を食べる。
桜とヒヨドリ2wb.jpg

花弁は10数枚、めしべ1〜2本、おしべ多数。紅い萼筒は5裂。
実は出来ない。

桜しべ@wb.jpg

今年はよい花が見られて幸いでした。でも今日はもう花が散り始めました。



花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに(小野小町)

ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ( 紀友則 )

コメント(4) 

コメント 4

satton

きれいな桜をきれいに撮るのはとても難しく感じていますが、素晴らしいですね。桜はこちらでは4月の終わりごろになりますが、がんばって1枚でもものにしたいと思っています。
by satton (2010-04-11 20:57) 

yuusuge

satton さん
ほんとうに桜って見るは易し、撮るは難しですね。
昨年は前の年の返り咲きのためか桜も淋しく技はなくアップできませんでした。
今年も風が吹いたり、曇ったりでやっとこれだけ。もう今日は花吹雪でした。
北海道はまだこれからですね。がんばってくださーい。
by yuusuge (2010-04-11 22:31) 

花咲かばあさん

八重しだれ桜の美しい写真に、酔いました。
匂ってくるようです。
日本人の中では、花といえば桜と言うくらい、毎年、桜前線のニュ-スを
心待ちにします。

古い昔から、親しまれ、愛されてきた花、文芸の形に一番多く登場してきたように思います。
紹介していただいた和歌や、俳句、短歌などに気持ちを吐露してきましたね。

今日の雨で近くの染井吉野や山桜は、美しい盛りは終わりましたが、
花曇り、桜吹雪と、どんな天候にも美しい言葉が添えられていて
ほんとうに味わい深い花ですね。

桜の紹介、有り難うございました。次の花は?などとあわてないで
この美しい桜をしばらく愛でることにしましょう。


by 花咲かばあさん (2010-04-12 20:19) 

yuusuge

花咲かおばさん
美しいコメント、ありがとうございました。
分に過ぎるおことばに酔いそうです。

ご推察通り、昨夜来の雨で早くも花吹雪。
桜の花びらは美しいまま散ることを再認識しました。

各地の桜並木が毛虫や落ち葉を厭って伐られないよう祈ります。
by yuusuge (2010-04-12 21:52) 

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