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アニソドンテア・ピンククイーンの越冬 [花木(秋)]

アニソドンテアの冬越し

アニソドンテアは既に2011.11.21.に記事にしたアオイ科低木です。
この南アフリカ原産の植物が冬は雪が積もるこの庭で越冬できるかどうかが問題でした。
今までこの庭の植物達には防寒対策をしないことを原則としてきました。
しかしこのやさしいアニソドンテアは例外として、何とか越冬させたいという思いにかられたのです。

12月1日、まだこんなに花を咲かせています。
アニソド防寒20121201-4wb.jpg

暖かい淡路島のMさんのところではそのまま露地で越冬できるようです。
根元を保温したらどうでしょう。
周りを古煉瓦で囲って根元に籾を敷きました。
アニソド防寒1201-1wb.jpg

そのままでは風で吹っ飛びそうですから、上にチップを載せました。
黄変した葉を取り除き、こざっぱりして記念撮影。
その後、気温はどんどん下がり最低気温0℃になる日もありましたが、アニソドンテアは何とか耐えてまだ花を咲かせ続けていました。
アニソド防寒1201-3wb.jpg

ところが早くも12月26日、初雪が降ってしまいました。
朝、白い庭にはアニソドンテアの姿が見えません。
近づくとそのあたりは大きな亀のように盛り上がっていました。
アニソド1226雪1wb.jpg

淡てて雪を払うと、雪の重みで撓んだアニソドンテアの無惨な姿が現れました。
アニソド1226雪2wb.jpg

雪の下敷きになってもまだいくつも花が咲いていました(上の画像の右上部分を拡大)。
アニソド1226雪2upwb.jpg

翌12月27日朝、根元においた最高最低温度計では現在の気温−2℃、最高気温 9℃、最低気温 −5℃を示していました。 
凍てついた花と葉。
アニソド雪の翌朝1wb.jpg

それでも雪晴れの 午後には枝がすっくと立ち上がっていました。
アニソド雪翌日wb.jpg

しかしさらなる夜間の凍結には耐えられなかったのでしょう、5日後(元旦)には花も葉もすっかりうなだれてしまいました。
アニソド枯20120101wb.jpg

萎れた葉はだんだん褐色になっていきます。
いつまでも無惨な姿をさらしたくはないので、だんだん枝を切り落としていきました。
クリスマスローズも色褪せ、パンジーも終盤、木々が新緑に輝き出しても新芽は出てきません。
5月3日、あきらめて根本から伐採しました。
アニソド枯れ木0503wb.jpg

その2週間後、株元に新芽を発見、3週後にはこんなに葉が開いてきました。
やはり根は生きていたのです。
アニソド新芽0524wb.jpg

それから3か月、徐々に茎は伸び葉が茂ってきました。
8月30日、ついに初花発見(昨年の初花は8月4日)。
うつむき加減に咲くこの優しい花にやっと再会出来ました。
アニソド初花083wb.jpg

アニソドンテアは枝を切って花瓶に挿しても水揚げ良好です。
アオイ科のフヨウやモミジアオイは1日花で生花には向きませんが、アニソドンテアは数日間咲いていますので初冬の生花としてとても重宝です。
アニソ花瓶1wb.jpg

花瓶の水を吸いながら上へ上へと蕾が開いていきます。
アニソド1128-2wb.jpg

11月29日 枝を切って「挿し木」を試してみることにしました。
とはいえ、空いた植木鉢に畑の土を入れ、水に浸けておいた枝を差しただけです。
アニソド挿し木1129wb.jpg

初めての挿し木の成功率はあまり高くはありませんでしたが、たちまち花を咲かせた枝もありました。
アニソド20120409wb.jpg

一番元気な苗は庭のシンボルであるプロペラのサークルの真ん中に植えました。
さすがによく育って昨年の初代と同じく170cmくらいに達しました。
挿し木は成長旺盛です。
一方、古株から生え出た2世は高さ110cmほどで枝も繁っていません。
アニソド挿木0830wb.jpg

挿し木株の初花は2世より1日遅れましたが、その後は毎日新しい花が咲きます。
大株で勢いがあり、今年も冬まで咲き続けられそうです。
アニソド挿し木開花wb2.jpg

これでアニソドンテアの耐寒性がおおよそわかりました。
気温が氷点下にならなければ露地で開花し続けられるようです。
当地のように−5℃にもなるところでは、露地では枯れます。
種は? 何故か昨年、果実は確認していません。
不捻性? 今年はしっかり再確認します。
翌年も花を見たいときは、挿し木の苗を作って凍らないところで越冬させましょう。
今年は初冬の頃、枝をたくさん切って、室内で切り花として長く楽しもうと思います。

コメント(14) 

コメント 14

703

まあ、まあ! 夕菅さんと「風の通る庭」を結び付けてくれたアニソドンティアの、感動ストーリーですね(笑)
11月29日に挿し木して成功するなんて、驚異の生命力!
地上部が枯れても根が生きていると分かれば安心です。
こちらではノボタンが同じように、枯れても再生します。
うちのアニソドンティアは、どこまで大きくなるか、2年目を切らずに見守っています?!

by 703 (2012-09-14 10:12) 

satton

南アフリカ原産のアニソドンティアが過酷な実験に耐えて花を咲かせましたね。いとおしい感じになるでしょうね。
by satton (2012-09-14 18:41) 

花咲かばあさん

大きな株になりましたね。やさしい花色が秋風にゆれる姿は素敵ですね。夕菅さん、Mさんからいただいて挿し木にしたのがが10株ほどになり、うちの庭でも咲きだしました。まだまだ小さい木です。切り花にするのは
忍びないです。多くの花は最上部をつまむと枝分かれしてたくさんの
花数になるようですが、最上部に蕾が多くそれもできないでいます。
花持ちがいいようですね。切り花にできるほど大きくなってくれますように。
地上部が枯れても根は生きていたんですか。それでもうちは初めての冬、
しっかりと冬囲いをと思っています。
一株は鉢植えにしていますので、これは屋内でと。
初冬まで咲き続けるのもうれしいです。
by 花咲かばあさん (2012-09-14 19:27) 

夕菅

703さん 一番お読みいただきたい方から真っ先にコメントをいただいて、昼休みにさて返信と思いましたら、ブログ後半の改行がおかしい。
何とかやっと直したと思ったら、今度はログイン不能。
ブログサポートデスクを探し出してメール、その返信を得て、おそるおそるリセット作業。今、やっと回復しました。
南アフリカ原産のこの花は703さんのところに植えられた方が幸せだったようですね。2年目の株は大きくなれず気の毒です。
でも本当に優しい色で芯が丈夫、ずっとここで咲いていてほしい花です。淡路島では種子が出来るのでしょうか?
by 夕菅 (2012-09-14 21:42) 

夕菅

satton さんのブログは開けるのに、同じSo-netブログの自分のが見られない、焦りました。
So-netブログもこの頃やっと前より早くなったと喜んでいましたのに。
確かに南アフリカ原産の植物にとっては雪は過酷な実験だったのでしょうね。乗り越えて咲いた一番花は感激でした!

by 夕菅 (2012-09-14 21:55) 

夕菅

花咲かおばさんのところでは10本も育っているのですか。
さすが挿し木名人さん。
挿し木の苗はやはり日当り良く、肥沃な土の方が生育がよさそうですね。
私は今年は防寒対策はしないつもりです。
挿し木で冬越しした方がハラハラしなくてすみますから。
by 夕菅 (2012-09-14 23:14) 

多摩NTの住人

こんにちは。
素晴らしいガーデニング日記ですね。
ご苦労の様子が良くわかります。
今年の冬が待ち遠しいですね。
by 多摩NTの住人 (2012-09-17 20:03) 

とんとん

冬でも可愛いピンクの花が楽しめるなんて、良い木を選ばれましたね。
花瓶に挿したところ、とても素敵です。
挿し木って、春のものかと思っていましたが11月でも大丈夫なのですね。
緑が奇麗で草のように瑞々しく見えます。
by とんとん (2012-09-17 20:28) 

夕菅

多摩NTの住人 さん コメントありがとうございました。
普通は地植えで枯れたらもうこの庭には合わないとあきらめることにしているのですが、妙にこだわりたくなる出会いがあります。
このアニソドンティアがそうだったのですが、ブログ情報では繁り過ぎて困る例もあるよう、過保護は慎むつもりです。

by 夕菅 (2012-09-17 21:26) 

夕菅

とんとん さん コメントありがとうございました。
アオイ科は1日花だと思っていましたのに、生花の日持ちのいいのに驚き、あらためて見に行くと花殻が少なーい。数日間、咲き続けるようです。
サクラアオイの名がぴったりだと思いますがまだ一般的には用いられていないようで残念です。
挿し木はふつうは梅雨の頃までなのでしょうね。この木は特別なようですが暖かいところに置いたからよかったのかもしれません。
by 夕菅 (2012-09-17 22:01) 

なかなか

冬対策の様子興味深く読ませていただきました。  記事の中に登場する、籾、植木鉢に入れた畑の土の黒さは自家製腐葉土によるものですね、さすがにすばらしい土を作っているなぁと感心しました。
柱頭が動いていくかわいい花を咲かせるアニソドンティアの耐寒性が、おおよそわかったことは大収穫でしたね。
by なかなか (2012-09-18 07:20) 

夕菅

なかなかさん 昨年の記事までお読みいただいてありがとうございました。
それにしても家庭菜園をなさるようになられて着眼が違いますね。
植木鉢の土の色まで見る方があるとは思いませんでした!
落葉や始末した野菜などは庭隅の堆肥場に積んで腐葉土に、剪定した枝や刈った芝生の葉などは灰にして畑に還元してきました。
腰痛のためいつまで持続出来るかが問題ですが、この土には愛着があります

by 夕菅 (2012-09-18 12:27) 

エフ・エム

アニソドンティアについては知りませんでしたが、美しい優しげな花ですね。熱帯の原産とは意外な感じです。
植物の花や美しい葉を見ていると、根の存在を忘れがちになります。でも耐性や適応性は主として根にあるのですね。いつも根の存在を感じつつ植物を鑑賞することが重要であることを感じました。
by エフ・エム (2012-10-01 09:04) 

夕菅

エフ・エムさん コメントありがとうございました。
アニソドンティアは南アフリカ原産ながら、夏の間ひたすら茎を伸ばし葉を繁らせて秋口から花を咲かせるようです。
さすがに雪には弱かったのですが、根は生きていて芽生えました。
思えば宿根草は皆そうなのですね。
昔の植物図譜には根まで精密に描かれていたのを思い出しました。
by 夕菅 (2012-10-01 14:30) 

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