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ヒガンバナの仲間 [草花(秋)]

ヒガンバナ
 彼岸花   別名:曼珠沙華(マンジュシャゲ)
 キジカクシ目ヒガンバナ科ヒガンバナ属(Lycoris)の多年性球根植物
 学名: Lycoris radiata
 分布:日本・中国大陸長江流域
 花期:秋の彼岸の頃

リコリス(Lycoris)はヒガンバナ属の総称です。
ヒガンバナ属にはキツネノカミソリ、ショウキズイセン、ナツズイセンも含まれます。
リコリスは種間での交配が容易なため多くの人為交配種が作られています(200種以上)。

昨年ブログつながりのご縁でリコリスの球根をたくさんいただきました。
リコリスは花が咲く頃には葉は無く、すっかり忘れた頃突然花を見つけて驚きます。
8月30日、初めに見つけたのはこの花です。
淡い青を帯びたピンクの花は予告通りのリコリス ジャクソニアナでしょう。
雨の中、育ちすぎたサクラタデに囲まれて3本揃って咲いていたのです。

リコリス ジャクソニアナ1wb.jpg

さらに9月11日、今度はタニウツギの下に白い花。
近づいて見ると左はやや大きくて淡いピンクを帯び、右はクリーム色に近い白色。
これらは予告されていなかったので、また感激もひとしお!
リコリスPW1wb.jpg

左のピンクは雄しべ雌しべが長く突出し、花弁のフリルが目立ちます。
シロバナヒガンバナ (Lycoris albiflora)にはいろんなタイプがあるそうです。
これもシロバナヒガンバナとしてよいのか、園芸品種なのかはわかりません。
リコリスPwb.jpg

白い方はシロバナヒガンバナでよさそうです。
シロバナヒガンバナはリコリス アルビフロラという名で流通していることもあります。

リコリスW1wb.jpg

ミツバチが花粉を求めて巻きついていました。
リコリスWミツバチwb.jpg

9月16日、花期を終えんとするピンクと白の花の間に、これまた予想外の赤い花!
さらに右側にも赤い蕾が立ち上がりました。
リコリスR1wb.jpg

9月19日、2本揃って開花です。
リコリスR2wb.jpg

これはヒガンバナそのもののようですね。
リコリスR2wb2.jpg

9月11日、リコリス ジャクソニアナの咲いたあとにもまた白っぽい花茎が伸びてきました。その根本を見ても葉は全くありません。
リコリスW芽出しwb.jpg

その5日後、サクラタデサルビア・コクネシア ・コーラルニンフの間に白い花が咲いていました。
リコリスW3wb.jpg

今度は2本ともシロバナヒガンバナのような柔らかいクリーム色です。
リコリスW4wb.jpg

これは昨年11月30日、タニウツギの下(2枚目の写真)で写したリコリスの葉です。
葉は濃い緑色、中央が灰緑色で美しい。
花が出る頃には葉は全く消えてしまいます。
リコリス葉20141130wb.jpg

追加:
近くの河川環境楽園で撮ったヒガンバナの花を並べます(2011年10月2日写)。
ヒガンバナ11-4wb3.jpg

広い緑の中で咲くヒガンバナはより美しく見えます。
ヒガンバナ11-3wb.jpg

これだけ群生すると迫力がありますね。
ヒガンバナ11-1wb2.jpg

やはり、今年庭に咲いた赤い花とそっくりです。
ヒガンバナ11-2wb.jpg

今秋は夕菅の庭にヒガンバナの仲間が加わりました。
ヒガンバナはアルカロイド(リコリンなど)を含む有毒植物で、古来動物の害を防ぐために畦道や墓地に植えられてきました。
しかし鱗茎はデンプンを多く含むため、長時間水に晒してリコリンを無害化し救飢植物として利用されたこともあったそうです。

ヒガンバナは種子ができないと言われます。
これはヒガンバナが3倍体でまれに果実はできても種子ができないからです。
しかし、中国には2倍体のヒガンバナがあり、これには種子ができます。
種子を作るヒガンバナは早咲きで8月に開花し、コヒガンバナと呼ばれているようです。

来年は紅白揃って咲くのを楽しみにしましょう。

 
コメント(12) 

コメント 12

703

これから毎年ヒガンバナが楽しめますね!
植えっぱなしOKの優れものの上に、なんと造形美に富んだ花でしょう!
長いシベがすっと気持ちよく伸びて、実にいいですよね。

水辺の彼岸花もいい感じです。
こちらで見るのは、田んぼの畦に咲くヒガンバナばかり。
今年はお彼岸に合わせて咲きましたね。
by 703 (2015-09-23 21:36) 

夕菅

703さん コメントありがとうございました。
先日リコリス「さつま美人」」をアップされましたね。
ヒガンバナと比べるとピンクっぽいですか?
球根は植えたのに花が咲かなかった所もあるので、来年はもっと賑やかかもしれません。
放りっぱなしで良いのが何よりです。


by 夕菅 (2015-09-23 23:55) 

とんちゃん

ヒガンバナ属の総称がリコリスなんですね
色合いが素敵ですね~
青みを帯びたピンク色がたまらないです
白っぽい花を咲かせるのもいいし!
白いヒガンバナといってもうすいクリーム色だったりしているんですね
先日はあぜ道に沿って咲くヒガンバナを見て感動しました。
野鼠よけになるそうですが・・・
環境楽園の大迫力の群生は素晴らしいです~

by とんちゃん (2015-09-24 07:57) 

花咲かばあば

今の季節、あちこちで見られる風景ですね。お庭にも咲くんですか。
あの大迫力の景に感動です。あのように増え続けると思うと、庭には怖いなと思ってしまいますが、3倍体の植物に不思議です。球根で増えていくのか、それとも人の手でしょうか?
迫力のある写真のアングルそのままの景を今、版画で制作中です。
花が終わっても、じっくりと見せていただけ安心して制作に取り組めます。この迫力が出せるかな?とドキドキの日々です。
来年の紅白、楽しみですね。

by 花咲かばあば (2015-09-24 10:30) 

エフ・エム

まさに季節にふさわしい話題ですね。でもこんなにヒガンバナの仲間があることは知りませんでした。
赤い普通のヒガンバナはやはり此岸と彼岸を結ぶ花という印象で、なんとなくしんみりしてしまいます。あの世にも咲いていて、あちらの人たちもあの世のヒガンバナを見て、この世を偲んでいるのではないかと。
科学からかけはなれた妄想ですが。
by エフ・エム (2015-09-24 14:28) 

夕菅

とんちゃん コメントありがとうございました。
今年は図らずもヒガンバナを見直すことができました。
リコリス⚪︎⚪︎⚪︎として販売されているヒガンバナの園芸種が200種以上もあるとは知りませんでした。
ナツズイセンに近いものからキツネノカミソリやショウキズイセンに近いものまでいろいろ作られているようです。
白いヒガンバナは自生種もあって赤と違った魅力がありますね。
畦道に咲くヒガンバナ、私も大好きです。
by 夕菅 (2015-09-24 15:57) 

夕菅

花咲かばあばさん コメントありがとうございました。
やはり今まではヒガンバナを庭に植えることには迷いがありましたが、白いヒガンバナは植えてみたいと思っていました。
でも今年は偶然かくなりました!
やはり水仙と同じく球根で増えるのだと思います。
赤花は白花に比べてどれくらい繁殖力が強いかの実験もできそうですね。
ヒガンバナの版画、期待しています!頑張ってください。

by 夕菅 (2015-09-24 16:06) 

夕菅

エフ・エムさん コメントありがとうございました。
ヒガンバナが咲いているのを見ると秋を実感しますね。
今は亡き恩師のヒガンバナの絵には、黄色くなった田んぼの上を飛ぶスズメ達、その上にシャガール風に牛に乗った童、緑色の犬、もっこを担いだ農婦などが小さく描かれ、この世かあの世かわかりません。
コメントを拝読してこの絵が思い出され、在りし日を偲びつつ見直してきました。
by 夕菅 (2015-09-24 16:48) 

りんちゃんママ

ヒガンバナにいろいろな色の種類があるのを知りませんでした。ヒガンバナといえば真っ赤な花と思っていました。我が家の庭にもいつからか咲いています。庭の芝生の中に毎年葉が出て来て芝刈り機で刈るのですが今年も咲きました。花畑の淵に一列に咲いたら綺麗だけれど都合良くは生えないと思いますが。芝生の中から球根を掘り出して花畑に植え替えたらつくでしょうか?
by りんちゃんママ (2015-09-25 22:40) 

夕菅

りんちゃんママさんコメントありがとうございました。
芝生の中のヒガンバナはやはり掘り出して植え替えられた方が良いと思います。
その時期や育て方は下記に詳しく説明されています。
http://higan.jp/sodatekata.html

by 夕菅 (2015-09-26 08:07) 

とんとん

沢山の種類の彼岸花が咲いてくれたのですね。
大喜びをして右往左往してしまいそうです。
ピンクのヒガンバナがとても綺麗です。

我が家の白花が増えないのは、レンガで囲った狭い場所に植えているせいかもしれません。肥料は年に一回程度上げているのですが・・・
レンガをどかしてみようかしら。
残念なのは、リコリスインカルナータやナツズイセンが数年に一回しか顔を見せてくれないことです。
突然姿を現すのでビックリします。
by とんとん (2015-09-26 22:50) 

夕菅

とんとん さんコメントありがとうございました。
本当はリコリス ジャクソニアナばかりかと思っていました。
でも咲いてみたら白も薄〜いピンクも赤もあったのです!
薄いピンクは園芸品種?と思っていただいた方にお尋ねしたのですが、なぜか返信がなく不明のまま記事にしてしまいました。
うちのナツズイセンはあまり肥料も与えないのに毎年咲きます。
リコリス ジャクソニアナはどうもサクラタデの根の間に植えてしまったようです。
by 夕菅 (2015-09-27 00:00) 

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