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クサカゲロウとキスゲフクレアブラムシ−2 [昆虫]

キスゲフクレアブラムシ

昨年ユウスゲに付いたキスゲフクレアブラムシを記事にしました。
ところが、今年はさらに被害が大きく、特に中庭のユウスゲ2世は蕾も大きくならず立ち枯れする茎もありました(画像追加1)。
ユウスゲ・アブラムシ4wb.jpg

昨年同様、下に袋を受けてアブラムシを擦り落とそうとしたのですが、敵もさるもの、気配を感じるとぱらぱらとこぼれ落ち、翌日は元の木阿弥。
アブラムシ蕾2wb.jpg

大小の幼虫がどこからともなく這い上がってきます。
キスゲフクレアブラムシ大小wb.jpg

しかし昨年は有翅型の成虫を確認できなかったため今年は是非見たいと思っていました。
これを見るまではユウスゲとキスゲフクレアブラムシとが共存して欲しい。
誠に身勝手な願いです。
大きなお腹! 無翅成虫でしょうか?
キスゲフクレアブラムシ幼虫wb.jpg

あ、翅です!
羽化したてでしょうか? まだ翅が伸びていないようです。
キスゲフクレアブラムシ羽化直後wb.jpg

これがキスゲフクレアブラムシの有翅型の成虫です!
キスゲフクレアブラムシ成虫4wb.jpg

有翅型の成虫が続々誕生。蕾が枯れかけています。
キスゲフクレアブラムシ成虫wb.jpg

見るべきものを見たら、今度はユウスゲを助けねばなりません。
とりあえず、センニンソウのキイロハバチに用いた室内用殺虫スプレーを一吹き!
驚くべき効果でした。アブラムシは忽ち黄変し動かなくなりました。

クサカゲロウ
   草蜻蛉 (草蜉蝣)・ 臭蜻蛉(臭蜉蝣)
   英名 Green lacewing
有翅昆虫亜綱アミメカゲロウ目アミメカゲロウ亜目クサカゲロウ科
  
殺虫剤の使用はできるだけ少なくしたい、そう思って遠慮がちに吹きかけていた時、倒れかかったユウスゲの茎に白い点々を見つけました(2016. 6.20.)。
もしや? 
やはり前から見たかったクサカゲロウの卵です。
これはウドンゲ(優曇華)とも呼ばれています(画像追加2)。
ユウスゲ・アブラムシ1wb.jpg

実はクサカゲロウはアブラムシの天敵なのです。
クサカゲロウの幼虫のためには餌となるアブラムシを残してやらなければなりません。
ややこしいことになってきました(2016. 6.22.)。
クサカゲロウ卵0622-3wb1.jpg

1週後1個は孵化したよう、3個は孵化間近なのか黒っぽくなっていました。
クサカゲロウの幼虫はアブラムシを食べてその殻を背に乗せる習性があるそうです。
しかし、その後それらしい幼虫の姿は見つかりませんでした(2016. 6.29.)。
クサカゲロウ卵0629-1wb.jpg

クサカゲロウの成虫には以前に2回出会っていました。
これは2011.8.11. スイフヨウの葉の上。
クサカゲロウとは正しくはクサカゲロウ科に属する昆虫の総称で、日本だけでも40種もいるそうです。
夜行性のため昼間はあまり見かけません。
クサカゲロウ20110wb.jpg

画像を拡大すると顔の黒点が現れました。とするとヨツボシクサカゲロウでしょうか?
左の触覚は折れてしまったようです。
クサカゲロウ201108wb2.jpg

もう1枚は太郎庵椿の花にいたクサカゲロウです(2008.11.15.)。
ピンボケで顔が全く見えませんが、緑色の羽模様が美しい。
和名は草のような色だから草蜻蛉かと思ったら、触れると臭い匂いを出す種があるから臭蜻蛉という説もありました(この項一部訂正)。
クサカゲロウ20071118wb.jpg

裏庭に移植したユウスゲ2世です。(2016. 6.15. 17:29)
こちらにはまだキスゲフクレアブラムシが着いていません。
ユウスゲ2016-1wb.jpg

日当たりも風通しも良いところで次々と開花しています。
ユウスゲ2016-2wb.jpg

後ろの白い花はモナルダ・ホワイト。
ユウスゲ2016-3wb.jpg

「夕菅の庭」と名付けたもののたった一株では絶滅が心配になり、2009年人工授粉して2世を育てました
その後、中庭では1世も2世もキスゲフクレアブラムシに襲われましたが、この裏庭の2世だけは今年も元気に開花中です。

ユウスゲに産み付けられた期待の天敵・クサカゲロウは今年は無力のまま消えました。
キスゲフクレアブラムシの勢いに焦って殺虫剤をかけてしまいましたが、後でアブラムシの駆除には牛乳を試すはずだったことを思い出しました。また出てきたら是非試してみたいと思います。

#パソコン上で行方不明になっていた画像が見つかり、2枚追加しました(2016.7.13.)。
コメント(12) 

コメント 12

とんちゃん

アブラムシの被害が今年は相当多そうですね
標高が少しくらい高くても結構たくさんついていました。
翅がついているのがいましたね!この形だとなんとなく可愛く見えてきますが・・・
地面に落としてもいつの間にか上がってくるなんて曲者ですね
クサカゲロウの卵が! 一度見たことがありました。
アブラムシを食べてくれるクサカゲロウは残ってほしいし・・・
いたしかゆしですね
アブラムシの駆除に牛乳が効くとは! それならたくさん使っても大丈夫そうですね
美しいユウスゲ 美しいクサカゲロウ とても美しいお庭です~
by とんちゃん (2016-07-10 09:50) 

夕菅

とんちゃん コメントありがとうございました。
ひょっとして信州でもアブラムシをご覧になったのでしょうか?
アブラムシも学習するのか、茎にちょっと触れただけではらりと落下、翌朝にはもう登ってきています。
クサカゲロウの卵や幼虫はもう花紀行にも登場してましたね。
牛乳でもアブラムシを退治できそうですが、あとで水洗する必要があり薬剤ほど簡単ではなさそうです。

by 夕菅 (2016-07-10 11:41) 

デスタントドラムス

ゆうすげ、こういうお花だったのですね。
名前とぴったりのお花だと感じます。

お花に群がる害虫、本当に厄介です。
牛乳スプレー、以前試みたことはありますが
なんとなく後に残る臭いに抵抗がありました。

自然のものは自然のものでやさしく。。。。というのが理想ですが
なかなか。。。

ウドンゲの花、懐かしく拝見しました。
子どもの頃見つけるとウドンゲの花と言ってました。
なかなか大人になると気が付きませんん。
成虫はこういう虫だったんですね。
ありがとうございました。

by デスタントドラムス (2016-07-10 14:14) 

夕菅

デスタントドラムス さん コメントありがとうございました。
ユウスゲは夜の花というより夕方の花、ニッコウキスゲは朝〜昼の花ですね。
牛乳スプレーの情報、ありがとうございました。
やはり臭いが残りますか。
できるだけ薬剤を使わないで頑張ってきましたが、最近もうどうしようもないものが増えてきたように思います。
クサカゲロウは卵と成虫は美しいのですが、幼虫は異形のようですね。
by 夕菅 (2016-07-10 15:51) 

花咲かばあば

ユウスゲは3か所に植えていますが、アブラムシの被害にあうのは不思議と同じ場所です。
どこも陽当たりはいい所ですが、毎年被害に会うのは、1か所です。
周りの植物のせいでしょうか・原因がわかりません。殺虫剤でぼろぼろと落ちるんですが、また何日かするとやってくるん?ですが、卵を産み付けているのか?卵までは殺虫剤では落とせませんね。蚊取り線香を近づけてみたら、どんどん逃げ出しました。大方逃げ出した後、小さな小さな
アブラムシが残っていて、近づけても反応しませんでした。でもクサカゲロウとアブラムシの関係を知るとウーン、むやみに退治できない、やっかいな関係ですね。何年か前にあじさいの葉裏に優曇華を見つけたときは興奮しました。もう一度、優曇華をみてみたいものです。あの美しいクサカゲロウは臭蜻蛉ですか。少々がっかりです。
クサカゲロウの成虫はマタタビの塩漬けによってくるそうです。猫だけではないということですね。

by 花咲かばあば (2016-07-10 15:55) 

多摩NTの住人

こんにちは。羽化までよく観察されましたね。
ユウスゲがとても綺麗に咲きましたね。淡い黄色がとても魅力的です。
by 多摩NTの住人 (2016-07-10 16:19) 

夕菅

花咲かばあば さん コメントありがとうございました。
ユウスゲ、3箇所で育っているのですね。アブラムシは1箇所だけで幸いです。
こちらは年々ひどくなる虫害に堪忍袋の緒が切れました(笑)。
そんな時に限って現れたのは優曇華の花!
クサカゲロウの幼虫は大食漢だそうです。餌が足りなかったのでしょうか?
ほんとうに「臭蜻蛉」にはがっかり。
英名はGreen lacewing、これは美しくていいですね。
マタタビの塩漬けが好きなのですか! でも餌は準備したくないな。


by 夕菅 (2016-07-10 16:52) 

夕菅

多摩NTの住人 さん コメントありがとうございました。
昨年もたくさんアブラムシがついたのに、翅のある成虫を確認できませんでした。
今年こそはと思ったら多すぎて裏庭のユウスゲにまで飛んでいかないかと心配になりました。
今頃ユウスゲが開花し始めていると思います。
この時間帯の花が一番きれいですから見にいってきまーす。
by 夕菅 (2016-07-10 16:58) 

panda

夕菅さん、こんにちは。
面白いですね、読んでいてぐいぐい引っ張られてしまいました。ユウスゲとキスゲフクレアブラムシとクサカゲロウ、そして夕菅さん。お庭の状況が実況中継されて笑ってしまいました。次はぜひクサカゲロウのことをお願いします。「アブラムシを食べてその殻を背に乗せる」この習性には興味深々です。
by panda (2016-07-13 07:27) 

夕菅

panda さん コメントありがとうございました。
植物用の庭に往々にして招かざる客がやってきて私を悩ませます。
今回は珍しく賓客がやってきてくれたのに、ご馳走が足りなくなっていて慌てました。
クサカゲロウの幼虫も見たかったのですが行方不明で残念でした。

by 夕菅 (2016-07-13 15:02) 

エフ・エム

キスゲフクレアブラムシは見たことがありませんでした。1匹写っているのを見ると、案外綺麗だと思いましたが、うじゃうじゃいるとぞっとしますね。テントウムシは来ないですか。
鉢植えのユウスゲは、葉は勢いよく出てきたのですが、今年はどうも花茎が出ないようです。やはり鉢植えではダメなのでしょうか。
クサカゲロウは名前もいいし、すがたも綺麗ですね。ただし、あの臭いは嗅ぎたくありません。
by エフ・エム (2016-07-13 15:59) 

夕菅

エフ・エムさん コメントありがとうございました。
テントウムシはたまに1匹づつ、その他クモやカマキリの子供もみましたが、キスゲフクレアブラムシの圧倒的多数には無力に等しい感じです。
クサカゲロウはやはり臭いですか?
私はこの2枚の写真を撮った時は、触れてないからか臭いには気付きませんでした。
ユウスゲを鉢植えにしていませんが、半日陰に植えたものはいつまで待っても花が咲きません。やはり野の花ですね。
by 夕菅 (2016-07-13 17:11) 

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