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初夏の花木と宿根草 2015 [庭便り(夏)]

初夏の花木と宿根草 2015

今年は特に忙しいこの季節、庭の花々をゆっくり撮ることもできません。
でも静かに咲いては散っていく花々を惜しみ、この頃あまり登場していなかったものを選んで並べてみます。

ナツツバキ
ボリュームのある花弁がわずか1日で雄しべもろとも落ちてしまいます。
まことに儚くもったいない花です。(この花は2009-06-28の記事にしました。)
ナツツバキ2015-1wb.jpg

コバノズイナ
 ズイナ科(←ユキノシタ科)
小さな白い花が並んでブラシのようです。
コバノズイナwb.jpg

追加:穂のような総状花序に小さな花が並びます。
   コバノズイナ2wb.jpg    

ナツロウバイ
今年も咲きました。
花好きの方でもたいてい「初めて見た」と喜ばれます。
逆光で葉も透けてきれいです。
(この花は2009-05-212011-06-02の記事にしました。)
ナツロウバイ2015-4wb2.jpg

去年の果実がまだぶら下がっていました。ロウバイの果実より見応えがあります。
ナツロウバイ2015古実wb.jpg

ギンバイカ
 銀梅花 別名:イワイノキ・マートル
 フトモモ科ギンバイカ属
 植えてすぐは良く咲いたのにここ何年も花が見られませんでした。
 珍しく今年は開花、実がなったら味見するのが楽しみです。
ギンバイカ1wb1.jpg

ストケシア と イトバハルシャギク(糸葉春車菊)
ハナミズキの下のボーダー花壇は夏の水やりがたいへんです。
これらの宿根草は少しくらい水遣りしなくても大丈夫、良い選択でした。
ストケシアBとイトバハルシャギクwb.jpg

ストケシア
 キク科 ストケシア属、和名ルリギク。
 昔は青紫色ばかりでしたが、今は白・淡桃・淡青色の花もあります。
ストケシアW2wb.jpg

べロニカ ‘クレイターレイクブルー’
 オオバコ科クワガタソウ属(←ゴマノハグサ科)
小さな星型の青い花。
植えて3年目の園芸種です。放っておいても毎年咲いてくれます。
ベロニカ・クレイターレイクブルーwb2015.jpg

淡いピンクのフウロソウ
  Geranium sanguineum striatum 
 アケボノフウロとも言われる優しい花は意外に元気に這うように広がります。
フウロソウ・サンギウム ストリアタムwb.jpg

紫色のフウロソウ ‘ジョリービー’
 Geranium 'Jolly Bee'
植え込みの中からするすると伸び出して大型の魅惑の花を咲かせてくれます。
フウロソウ ジョリビーwb.jpg

ミツバシモツケ
 バラ科
 白くかぼそい清楚な花は日陰の庭の秘蔵っ子。
ミツバシモツケ1wb.jpg

ヤグルマソウ
 ユキノシタ科
葉はドンドン大きくなって直径50cmにもなったのに今年も花は見られませんでした。
また来年のお楽しみ。
ヤグルマソウ2wb.jpg
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瑠璃色のカメムシとハムシ [昆虫]

ルリクチブトカメムシ
  瑠璃口太亀虫
  カメムシ目 カメムシ科 
  Zicrona caerulea
  大きさ: 6~9mm
  分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄
  時期:6~10月

4月下旬、ポットで育苗したツキミソウを花壇のヒルザキツキミソウの隣に植えている時、きれいな瑠璃色が視界に入りました。
何でしょう? 形はカメムシ、でも瑠璃色のカメムシは今まで見たことがありません。
先ずは1枚証拠写真。
ルリクチブトカメムシ17wb2.jpg

どんどん動き回っています。
あっ!飛びそう!
「カメムシの前翅は根元は固く、先端は透明で柔らかい」ことが判ります。
ルリクチブトカメムシ16wb2.jpg

スナップエンドウを入れるはずだったポリ袋にうまく入ってくれました。
室内で検索・観察することにしましょう。途中でヒラドツツジの花殻を入れました。
「カメムシ・瑠璃色」と入力すると「ルリクチブトカメムシ」が出ました。
なんと無臭でハムシを食べてくれるそうです。
カメムシを机の上に放しました。確かに臭いません。
ツツジの絨毯の上で小休止、触覚を180度に開いて考えているようです。
ルリクチブトカメムシ13wb2.jpg

机の上を検索、これは何だろう?
一方の触覚を両前肢で挟んで測定しているかのよう。
開いたり閉じたりを繰り返しました。
ルリクチブトカメムシ9wb2.jpg

室内の光では瑠璃色がきれいに出ません。
また益虫とわかったら早く元の位置へ戻さねばなりません。
まず芝生の上に放して撮影。午後の光に瑠璃色が輝きます。
ルリクチブトカメムシ1wb3.jpg

上から見ると5角形。
撮影後ツキミソウのところへ帰しました。「がんばってね。」
ルリクチブトカメムシ5wb.jpg

6月初め、穴が空いたツキミソウの葉の上に赤い色が見えました。
ルリクチブトカメムシの幼虫でした!
ここで育っていたとは知りませんでした。成虫で越冬するそうです。
ルリクチブトカメムシ幼虫2wb.jpg

さらに小さな赤い幼虫、何と獲物を突き刺しているようです。
幼虫のうちからもう狩りをするのですね。
ルリクチブトカメムシ幼虫獲物1wb2.jpg

瑠璃色の成虫が狙っているのは同じく瑠璃色のハムシ。
画面右上にそれらしき小さな瑠璃色の影が見えます。
ルリクチブト20150524-1wb.jpg

せっかく咲いたツキミソウの葉は穴がいっぱい。
この穴を開けたのが瑠璃色のハムシだったのですね。
ツキミソウ虫食い1wb.jpg

アカバナトビハムシ(アカバナカミナリハムシ)
 赤花跳葉虫
 Altica oleracea (Linnaeus, 1758)

「瑠璃色のハムシ」を検索しました。
食草がアカバナ科ですからこれでよさそうです。
(アカバナ科:ツキミソウ、マツヨイグサ、ユウゲショウなどのマツヨイグサ属を含む)
体長4mm弱。画像は精一杯拡大しています。
アカバナトビハムシ4wb.jpg

光によってはこのように黒っぽく見えることもあります。
何やら思案顔。
アカバナトビハムシ1wb.jpg

あ、跳びます。
このハムシは捕獲しようと近ずくとピッと跳んで姿を隠します。
だからトビハムシでしょう。
ヒゲナガハムシ4飛wb.jpg

6月7日午後見に行くとまだアカバナトビハムシが1匹...2匹...3匹...。
もともとヒルザキツキミソウにいたようですが、植えたばかりのツキミソウの方が葉が柔らかく好まれてしまったようです。下は交尾中。
アカバナトビハムシ2交wb.jpg

カミナリハムシ(オオカミナリトビハムシ)
 雷葉虫
 Altica cyanea (Weber, 1801)

隣の株に目を移すと大きなハムシが輝いていました。
瑠璃色が明るく青みがかってとてもきれいです。
上から見るとアカバナトビハムシの4倍くらいあるように見えます。
カミナリハムシ3wb.jpg

思わずまたポリ袋の口を開いて下から受けながら葉を下げてポン! 
大きなハムシが捕獲できました。
袋の上から測ると体長約6mm。
検索するとこれもマツヨイグサを食草とするカミナリハムシのようです。
アカバナトビハムシ8wb2.jpg

これは何?
ツキミソウの花芽の一番柔らかいところを食べています。
体長5mm。これがアカバナトビハムシの幼虫のようです。
一度確認すると他にも多々見つかりました。
アカバナトビハムシ幼虫3wb.jpg

それでもルリクチブトカメムシに助けられているのでしょう、ツキミソウの葉の新しい穴は少なくなり、無傷のツキミソウの花が咲き続けています。
ツキミソウ虫食い花wb.jpg

ハムシは日本に分布するものだけでも660種もいるそうです。
その中には瑠璃色のハムシがたくさんいます。
それらを食べるルリクチブトカメムシも瑠璃色。
これは体色を似せて捕食しやすくするための擬態とも言われているようです。
今回はツキミソウの葉を食べる瑠璃色のハムシ2種、そのハムシを食べる瑠璃色のカメムシとその幼虫たちを見ることができました。
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