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キャンディリリー [草花(夏)]

キャンディリリー
 アヤメ科の多年草
  英名: Candy lily  別名:パルダンカンダ
  草丈:50cm〜1m。
  花期:7〜8月

10年前に植えたこの花をヒオウギだと思っていましたが、どうも花が違います。
調べてみると「キャンディリリー」という園芸種でした。
キャンディリリーは ヒオウギとアイリスの属間交雑種。
花色は赤・黄・紫など豊富、斑点の無いもの、ツートンカラーなどもあり多種多彩。

ヒオウギ(檜扇、
Belamcanda chinensis)もアヤメ科の多年草。
 分布:
本州以南の日本、朝鮮半島、中国。
 朱色の花被片に赤い斑点が入るのが特徴。

初めに咲いた花。
雨080830wb.jpg

この花は赤と黄色のツートンカラーで斑点はありません。
3枚ずつの内花被片と外花被片、3本の雄しべはアヤメ科の特徴(3数性)。
雌しべは1本ですが先端で3裂しています。
ヒオウギ20130715wb3.jpg

初めに植えたのは前庭ですが、生垣が茂って日当たりが悪く生育不良。
3年前、日当たり抜群の菜園の前に移植しましたところ、見違えるほど繁茂し、花の色も赤から朱色に変わりました。
キャンディリリー2015-3wb.jpg

今年は後ろの青じそやオクラと競うようにたくさんの花を咲かせました。
キャンディリリー2015-1wb.jpg

もう1株、「黄色のキャンディリリー」を見つけて植えました。
キヒオウギ2wb.jpg

花は1日花、夜には萎んで花弁をくるくると巻き上げます。
これはヒオウギと共通の特徴です。
キヒオウギ5wb.jpg

黄色の株は桃の木の下で半日陰のためかほっそりしています。
キヒオウギ3wb.jpg

ツートンの株の周りにはこぼれ種で増えた2世がたくましく育っています。
剣状の葉は互生、下部では2列に並んで扇状に配列します。
この葉の姿が檜扇に似ていることからヒオウギと命名されました。
檜扇というのはヒノキの薄い板を扇形に並べて綴じた扇です。
(後ろのオレンジ色の花はキツネノカミソリ。)
ヒオウギ葉wb.jpg

若い果実(蒴果)。巻き上げた花弁が残っています。
ヒオウギ若種wb.jpg

蒴果が裂開し真っ黒で光沢のある球形の種子が現れます。
ヌバタマ1wb.jpg

この種子はヒオウギの種子と同じように見えます。
ヒオウギの種子は「射干玉(ぬばたま)」と呼ばれ、万葉集の頃から夜や闇の枕詞にも用いられてきました。
また北米に帰化したヒオウギは種子の色からブラックベリーリリーと呼ばれています。
ヒオウギ実3wb.jpg

今年は豊作、このままでは増えすぎて困りますから射干玉ドライフラワーにしましょうか。
キャンディリリー2015果実wb.jpg

最後に驚きの現象! 
花の後に葉が育ってきたのです。
デンドロビウム(洋ラン)の高芽と似ています。
ヒオウギ新芽1wb3.jpg

白い根(?)も出そうです。
ヒオウギ枝から発芽wb.jpg

さらにもう花が咲いたのもありました。
これは頂芽にできたシュートなのでしょうか?
ヒオウギ新芽4wb.jpg

京都の祇園祭では古代悪霊を退散させたというヒオウギを飾る習慣があるそうです。
またヒオウギの根茎は射干(やかん)といわれ、漢方薬として用いられています。
黄色の花には「パルダンカンダ」のラベルがついていました。
ヒオウギにも黄花があるという情報がありますが私にはどちらか区別できません。
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